2010年8月22日日曜日

ベスト・キッド (2010 アメリカ)

★★★1/2

ガニ股で歩く覇気のない冴えないオッサン役がハマってるジャッキー・チェンが素晴らしい。その他の配役は、見事なまでにステレオタイプ。

ところで、中国でカンフーを習った少年ががんばっちゃうという映画なのに、原題は The Karate Kidとはこれいかに。オリジナルのカラテキッドのリメイクだということを明らかにするためには仕方なかったのだろうけど。



以下にねたばれあり。
ジャッキー・チェン演じるハンさんの教えるカンフーは勝つためのものではない、というのが敵方のカンフー道場が教えるカンフーとの一番の違いだったはず。カンフー道場のカンフーは情け容赦なくとどめを刺すため、ハンは嫌悪感を覚えていた。
 
ならば、決勝戦で、弟子のドーレが、倒れた相手に情け容赦なく一本目のとどめを刺したとき、止めるべきだった。にもかかわらず、次の一本もまた情け容赦ないとどめが。今まで教えてきたことと違うじゃないか。不必要なとどめはいらないと止めるべきだった。そんなとどめを刺さなくても勝てると弟子を諭すべきだった。
 
そうなっていないため、敵方の道場の弟子たちが、最後にハンに敬意を表するシーンが生きてこない。単に今の師匠よりも強いハンに敬意を評しただけになってしまっている。
 
彼らは勝つためには手段を選ばない今の師匠に疑問を感じ始めていた。そんな彼らが最後に敬意を表したのは、勝ちだけにこだわらないカンフーだった、という終わり方をしてくれれば、納得いくラストだったのに。

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