ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコートを鑑賞

2011年3月6日日曜日

ミュージカル

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『ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』は、『キャッツ』、『エビータ』、『オペラ座の怪人』などの名作ミュージカルを作った作曲家、アンドリュー・ロイド=ウェバーが18才のとき、つまり1968年に作ったミュージカルだ。

しかも作詞は、『ジーザス・クライスト・スーパースター』、『エビータ』でアンドリュー・ロイド=ウェバーと組んだ作詞家ティム・ライス。最近ではエルトン・ジョンと組んで『ライオンキング』や『アイーダ』を作っている。彼が23才のときの作品だ。

ミュージカルで最も有名な作曲家と作詞家が、それぞれ初めて作ったミュージカルであり、二人の原点だ。

この作品は、欧米はものすごく有名で、知らない人はおらず、学校の学芸会で人気の演目だそうだ。それが43年目にして初めて日本で公演されたわけだ。

3月3日〜3月14日までという短い期間しか上演されていないので、3月5日のマチネーを観に行った。チケットが沢山売れ残っているという噂だったが、土曜日だったおかげか場内は満員。日本で公演される他のミュージカルと違って、欧米人を沢山みかけた。


欧米では有名と言っても、プロによる本物のミュージカルを観たことがある人は多くないだろう。古い作品なので常時公演されているわけではないし、公演されたとしても地方都市には公演に来てくれない。したがって、日本在住の欧米人にとっても今回の日本公演が、有名な『ヨセフ』を初めて目にする機会なのだろう。

さて、その作品だが、1968年に公演された時点ではたった15分の作品だったそうだが、その後、どんどん曲が追加されていき2時間の作品となった。覚えやすいメロディーの曲が多く、明るくて楽しいミュージカルだ。しかもユーモアに満ちている。特に休憩後の後半は笑えるシーンも多くて実に楽しかった。旧約聖書に書かれているヤコブと12人の息子たちの話をベースにしているが、そういう宗教臭は皆無。万人にオススメできる楽しいミュージカルだった。

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