★★★
ジョン・カーペンターの9年ぶりの監督作品ということで、銀座シネパトスに足を運んだ。平日夜7時の回だが客の入りは10人強というところか。ま、こんなもんだろう。
ストーリー自体はよくできている。あー、そういうことか、と納得できる。
納得できないのは、「アレ」のあまりにチープな造形。いくらなんでも被り物っぽすぎ。そのチープ感がジョン・カーペンターのファンなら大喜びなのかもしれないが。
そう、私はジョン・カーペンターのファンじゃない。
1982年の「遊星からの物体X」は間違いなく傑作で何回観ても飽きないし、その前年の「ニューヨーク1997」も良い作品で大好き。だが、それ以外の作品はどうも好きになれない。大人気の「ザ・フォッグ」ですら(1979年版も2005年版も)。それでも「遊星からの物体X」みたいな傑作をまた作ったかもと期待して観てしまうのであった。
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