2012年6月2日土曜日

性犯罪容疑で逮捕されたウィキリークス代表のアサンジュ氏。イギリスの最高裁判所が、同氏のスウェーデンへの移送を認めたという記事が数日前の新聞に載っていた。

去年、イギリスの最高裁判所に行ったので、この機会にご紹介しよう。
Google Maps

イギリス最高裁がある場所は、ウェストミンスター寺院の斜め向かい。ビックベンの向かいでもある。

2枚目の写真は入口を映したものだ。いかにもイギリスらしい厳かな装飾がついた建物だが、入口の脇に小さい看板がついていることだけが最高裁であることを示す手がかり。非常に目立たない。この入口自体も道路からちょっと引っこんでいるので、普通の人は入口の前を通ることもない。

最高裁の入口
私が行った日は、たまたま取材陣が入口に向けてカメラを向けていたので、ここはなんだ?と思って近寄ったので、ここが最高裁であると知った次第。一応、法律関係の仕事をしてるし、家内は米国弁護士資格を持っていたりするので、ちょっと見学してみることにした。

東京地裁同様、空港にあるような金属探知器ゲートとX線照射機を通るだけで、特になんの手続きもいらずに中に入れる。ちなみに、日本でも、地裁ならばふらっと行っても誰でも入って法廷見学できるが、最高裁は事前に電話で申し込まねばならず敷居が高い。

入口から一番近い法廷では他の法廷のTV中継をしていた。どうやら入りきらない人がここで審理を観ているようだ。近寄ったところ、巨大な警備員(推定身長195cm、体重140kg)が入って行きなよと勧める。結構ですと断っても、せっかく来たんだから是非是非と、やたらにこやかに勧めるので、断わり切れずに入った。しかも、後ろの方の席はふさがっていたので仕方なく最前列。二人とも自転車用の半ズボンにTシャツという超ラフな格好だというのに。
内部の階段

しかし、入る前から容易に想像がついたことだが、もう苦痛。何の事件なのかすら分からないぐらい、何を喋ってるのかさっぱり分からない。警備員の手前、5分ぐらい聞いているふりをした後、ほうほうのていで退散した。

しばらく館内をうろついたあと、地下にあるカフェと売店を冷やかし、最高裁の歴史が載ってるガイドブックとメモ帳を購入。店員はその日が勤務初日だそうで、何を聞いても分からず、ガイドブックってどんなもの?と逆に聞かれてしまう始末。ボスに電話したりして、ようやく見つけたあと、これで今度から大丈夫、と感謝されてしまったり。

優雅なカーブの階段
普通の観光客が行く場所ではないので、他の人と違う体験がしたい人はどうですか。

なによりここのカフェは、ウェストミンスター寺院から最寄りのカフェだ。しかも確実に空いている。入るのにちょびっとだけ勇気は必要だけど、ウェストミンスター寺院の観光で疲れた後の休憩にどうだろう。カフェ自体は8:30amから開いているが、一般人が使えるのは9:30am〜4:30pmの間なのでご注意を。

なお、ガイドブックによると、イギリスに最高裁判所が出来たのは、2009年10月1日とごく最近のこと。それまでも貴族院に、最高裁に相当する裁判所はあったそうだが、いわゆる普通の最高裁判所が出来てからまだ2年半ということになる。

公式サイト

0 件のコメント:

コメントを投稿