2012年7月25日水曜日

ローマ法王の休日 (2011 イタリア、フランス)

★★★

新たにローマ法王に任命された枢機卿が重圧に耐えかねてローマの街に逃亡というストーリーで、日本のポスターでは笑えるコメディを期待させるものとなっているが、とんでもない。

映画があまり重くなり過ぎない程度にユーモラスなシーンも入れましたという感じで、クスっとするシーンもあるにはあるが、基本的には真面目な映画。映画が終わった後、劇場内には、困惑の空気が立ち込めていた。思ってたような映画じゃないねという声も聞こえた。なによりエンドクレジットで席を立つ人の多さが、ポスターに裏切られたという思いの反映だろう。

しかも、結局のところ何を言いたいのか分からない。カトリックの信者は、この映画をどういう目で見るんだろう?

ところで、一般人はバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂の窓にたまに現れるローマ法王を遠くから見るだけなのが普通。

ところが、キリスト教徒でもないのに、ローマ法王に接近遭遇したことがある。

時は1986年。友人達とローマに遊びに行ったとき、コロッセオに向かった。ところがコロッセオは何かイベントがあるらしく、この日は中に入れない。何があるんだろうと思って花道のロープで待っていたら、徐々に人が集まり始め、ふと気づけばロープの先頭で、人並みでもはやその場を離れることもできない状態。

仕方なくそのまま待っていると、誰かが歩いてくる。なんとヨハネ・パウロ2世法王その人である!距離にして1mちょい。もう目の前。驚いたのなんの。

そしてイベント(ミサ?)が始まり、音楽が鳴り始め皆で聖歌を歌い始めた。隣にいた外人のおじさんが君たちこれを使いなさいと歌詞カードを渡してくれるが、歌詞が分からないのではない。そもそもメロディも知らないのだから歌えるわけがない。早くイベント終わってくれと願った我々なのであった。

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