2013年1月4日金曜日

もうひとりのシェイクスピア (2011 イギリス、ドイツ、アメリカ)

★★★1/2

我々が知っているシェイクスピアは、数々の名作をものした作者ではないという説が18世紀からあるのだそうだ。

その最大の根拠が、彼の自筆の原稿は、なに一つ見つかっていないということ(そうなんだ!)。第二に、ストラトフォード・アポン・エイヴォンという田舎町(21世紀の今でも田舎の小さな町。ましてや400年前は、貧しい小さな村だったであろう)で高等教育を受けていた形跡もない彼が、教養にあふれたあのような作品(読んだことないけど)を書くことができたのであろうかということ。

戯曲の名作を書いたのは、当時の貴族の一人、オクスフォード伯爵だったというのが最有力説だそうで、その説に基づき再現フィルムのように描いたのが本作。

当時のイギリス王朝について知識があればもっと楽しめたのではないかと思うが、最初は誰が誰やら見分けがつかなくて少々混乱した。優れた歴史ミステリー作品だとは思うのだが。

知的でやや渋い作品なのだが、驚いたことに監督は、『インデペンデンス・デイ』、『デイ・アフター・トゥモロー』、『2012』などのスペクタクル巨編映画を作ってきたローランド・エメリッヒ。今までと180度、方向性が違う作品だ。

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