子供の頃に読んだ「コンチキ号漂流記」の話を映画化した話。必ずしも原作(すなわち実話)通りではないようだが感動。いつサメに食われるんじゃないかとドキドキさせる作りもうまいね。
しかし、これだけ苦労して、ペルーから潮流に乗ってポリネシアに到着できることを証明したにもかかわらず、ポリネシア人は南米人を祖先としているという説は当時でも否定的だった。現在では、アジアから移住してきた人たちが祖先であることがDNA検査で判明しており、努力が無駄になっちゃったね。
ところで、今にして思うと、「漂流記」というのは、まったくの間違いだね。彼らは航海をしているのであって、漂流しているわけではない。漂流というのは、なすすべもなく流されてしまっていることを言うのだから。翻訳者出てこーい!
当時読んだのは、子供用のダイジェスト版だっただろうから、今度、大人用の完訳版を読んでみることにしよう。
(2013/7/9追記 Kindle版があったので読み始めた)
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