★★1/2
ミッテラン大統領のプライベート料理人として2年間仕えた女性の実話を基にした映画。
予告編を観る限りは、エリーゼ宮で出されていた料理はフランス料理と言えない、これがフランス料理だ!と大改革を行ったような感じの映画だと思ったが、これが全く違う。
そのシーンは本編には存在せず、改革どころかむしろ他のシェフ達に総スカンをくらい、ほうほうのていで2年後に辞めたように描かれている。しかも、フランス時代の記憶を打ち消すために南極のフランス基地の料理人として働いていており、なんかネガティブ思考。
ついで言えば、大統領の配役がおかしい。よぼよぼ歩くお爺ちゃんとして描かれているが、こんなお爺ちゃんじゃ大統領の激務は務まらないでしょうよ。なんじゃ、こりゃ。
この映画で何を描きたいのかさっぱり分からない。久々に拍子抜けした映画であった。
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