前作『トロン』を観てからもう28年も経つため、どんな映画だったかすっかり忘れた。『トロン・レガシー』を観る前に復習しておこうと思い、封切り時のパンフレットを引っ張り出してきて、ぱらぱらめくっていたら、コンピュータグラフィックとはなんぞやという説明記事があった。
2Dと3Dの違いなどを説明しており、今となっては微笑ましいほど初歩的な記事だが、その中に驚いた記述があった。
それは、トロンに関する記述ではない。スターウォーズに関することだった。
ジョージ・ルーカスが、1982年の時点で、スターウォーズ第4作、すなわち『エピソード1』を全編CGで製作すると言っているのだ。そういえば、ルーカスがそんなことを言っていたという記憶があるようなないような。
『エピソード1』が公開された1999年に、ルーカスが「技術の進歩によりエピソード1の製作が可能になった」という趣旨のことを言っている記事をよく見かけた。
だが、このパンフレットによると、ルーカスは1982年の時点で、すでに全編CGで作る構想を持っており、実に17年後に、ようやくルーカスが頭の中で描いていたエピソード1の構想を映像化できるに十分なほど技術が進歩したというわけだ。
なんとなくCGってあっという間に進歩したイメージがあったが、実際にはそうでもなく、ルーカスは20年近くも待たなくてならなかったんだな、となんか感慨深いものがある。
1982年というとあのピクサーの前身がまだルーカスフィルムに所属していた頃ですね。
返信削除はじめルーカスはCGに乗り気じゃなかったそうですが、ピクサーのスタッフが作ったスタートレック2のCGを見て考えが変わったらしいですよ。
Startrek 2の公開が1982年だから、符合しますね。教えてくれてありがとうございます。
返信削除すげールーカス!(・∀・)
返信削除待てるところが何より凄い。
トロンを観たのは中学3年生でしたかねぇ。
子供ながらに「随分幼稚な話だなぁ…」と思った記憶が(;^_^A
でも映像革命というのをどうしても観ておきたかったんですよねー当時。
でも、ファンの立場からすると、1983年の『ジェダイの復讐』の後、16年も待たされたわけで、その16年間の間に亡くなられてしまった熱烈なスターウォーズファンもいると思うと、もっと早く作ってくれればと切ない思いもあるなぁ。ましては16年待ったあげくに、ジャージャービンクスを観させられたわけで。こんな間抜けを観るために俺達は16年も待ったわけじゃないと怒るファンの気持もごもっとも。
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