随分前に読んだのだが、書くのが遅くなった。今回は、ヘニング・マンケルのスウェーデン警察小説、『リガの犬たち (創元推理文庫)』。
スウェーデンを舞台とした警察小説というと、私の年代だとマイ・シューヴァルとペール・ヴァールーが共著した『笑う警官 (角川文庫)』などのマルティン・ベック警部シリーズが思い浮かぶ。もう40年近く前のシリーズなので、知らない人も多くなってきただろうが、名作シリーズなので、未読の方は一度読んでみることをオススメする。
このヘニング・マンケルのクルト・ヴァランダー警部シリーズも、マルティン・ベックに負けず劣らずのかなりの名作シリーズだ。マルティン・ベックのシリーズもクルト・ヴァランダーのシリーズも、アメリカの警察小説のような派手さは皆無だが、読み応えがある。
クルト・ヴァランダーは、仕事という意味では優れた警部だが、プライベート面では精神的にもろいところがあり、父親ととげとげしい関係を持っているうえ、娘とはぎくしゃくした関係を。しかも、離婚の傷を乗り越えておらず、仕事で出会う女性をすぐに好きになってしまう。
そういう問題を多く抱えた人物を主人公に据えているところが物語に深みと真実味を与えているのだろう。
このブログを検索
ラベル
映画
(506)
その他
(73)
買いました
(69)
DVD
(57)
3D
(41)
iPhone
(39)
IMAX
(36)
旅行
(34)
本
(33)
Apple
(32)
ガジェット
(31)
ゲーム
(28)
自転車
(28)
internet
(21)
食べ物
(21)
スポーツ
(17)
Mac
(13)
コンピュータ
(13)
シルク・ド・ソレイユ
(13)
公演
(13)
Inspiron Mini 9
(12)
錦織
(12)
オリンピック
(11)
ソフトウェア
(11)
テニス
(11)
nuvi360
(10)
車
(9)
Star Wars
(8)
ミュージカル
(7)
Britain's Got Talent
(6)
Spyder RT
(5)
オートバイ
(5)
コンサート
(5)
テレビ
(5)
ラスベガス
(5)
リアル宝探し
(5)
ロンドン
(5)
慶應
(5)
高校野球
(5)
intex
(4)
写真
(4)
巨大
(4)
Geocaching
(2)
ロンドン
(2)
ボルボ
(2)
人間ドック
(2)
動画
(2)
展覧会
(2)
緑のカーテン
(2)
落書き
(2)
虫
(2)
連合三田会大会
(2)
China
(1)
David Elsewhere
(1)
Ingress
(1)
Silent Film Posters
(1)
Travel
(1)
ジム
(1)
ダイエット
(1)
Translate
人気の投稿
-
ある日、突然、Can-Am Spyderのメインのキーが回らなくなってしまった。よく見ると奥までキーが入ってない。 オートバイの場合、いたずらでキーホールに異物を入れられたりすることもあるが、今回は違う。何しろほんの数十秒前にはちゃんと刺さってキーも回っていたのだから。しかも...
-
お菓子の種類が豊富になった今となってはあまり食べられてないと思うが、明治製菓のマーブルチョコといえば、TVCMも盛んに流れており、昭和時代の日本を代表するお菓子の一つであった。 ところが、1980年代半ばにイギリスに行ったとき、Smarties(スマーティーズ)というマーブル...
-
って、知らない人にはナンノコッチャのタイトルだ。 デルフォイ機構とは、最近、文春文庫で出版されたばかり(と言ってもハードカバー版は2007年10月と3年も前に出版されており、文庫化に3年もかかっただけ)のジェフリー・ディーヴァーの新作「ウォッチメーカー」に出てくる古代の時計の...
0 件のコメント:
コメントを投稿