2008年11月22日土曜日

1408号室 (2007 アメリカ)

評価:★★★1/2

スティーブン・キング原作の映画化作品としてはかなり良い部類だろう。原作が短編のため映画化に当たり、話を5倍に膨らませてるが、短編を忠実に映画化したら1時間もたないから仕方あるまい。原作のイメージを大きくは外れてないし。

キング原作というと、どうしてもおなじくホテルが舞台のスタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』を比較せざるを得ないが、シャイニングには遠く及ばない。

キング自身はキューブリック版シャイニング(1980年)をお嫌いのようで、1997年に4部作のテレビドラマ版のシャイニングの脚本を自ら書いて映像化したが、観客としてはキューブリック版のほうが優れていたと言わざるを得ない。 原作に忠実ではないとしても。

ところで、1408号室だが、予告編のあのシーンがないからまだ終わらないんだなと分かってしまうこと2回。予告編が激しくネタバレになってるじゃないか。勘弁してください。

ところで、Hotel rooms are naturally creepy places. (ホテルの部屋は元来薄気味悪いところだ)という台詞が2, 3回出てきた。

そう、確かにその通り。ベッドに以前誰が寝たのか分からないし、このベッドの上で死んだ人がいるかもしれない。浴室で心臓発作で死んだ人がいるかもしれない。そう考え出すときりがないわけだが、確かにちょっと気味悪いよね。その気味の悪さを優れた短編小説にしてしまうところがスティーブン・キングの着眼点の良さであり腕ということか。

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