本当は今までしたかったのに、運転手さんに気を使って後席でシートベルトをできなかったので、これでようやく気兼ねなくできる。
友達の車に乗ったときもそうだが、シートベルトをしたいなと思っていたのはタクシーに乗ったとき。
身も知らぬ人の運転に自分の命を預けているのである。
ましてやそれが乱暴な運転をするタクシーだった時には、本当にシートベルトをしたいと思っていた。
でも、なんとなくしちゃ悪いかなという感じがしてできないでいた。
それが正々堂々とできるのだから、ありがたい限りである。
私は成田行きや羽田行きのバスでも、シートベルトをする人なのだが、そうなったきっかけがあった。
何年か前にオーストラリアに遊びに行ったときに、現地でバスに乗る機会があったのだが、その時、通路を隔てた向こう側のドイツ人家族が全員シートベルトをしていた。
その時に初めて、ああ、バスに乗ったときでも自らの命は自分で守るというのが習慣となっているんだなと感心したのだ。
それ以来、日本でも高速バスに乗るときは必ずシートベルトをするようになったのだが、バスでシートベルトする人なんて、日本ではまずいないので、周りの乗客にさとられないように、そーっとそーっと付け外しをしていた。
ああ、これからはそんな気兼ねをせず、堂々とカチャッとシートベルトをできるのだ。
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