映画館で座る席

2009年4月1日水曜日

映画

t f B! P L
あなたは映画館でどの辺りに座る人だろうか。

私はスクリーンの大きさによって座る席を変えるが、基本的な方針としては視野一杯にスクリーンが広がるぐらいになる位置を目安にしている。

その位置に座る理由として、

ひとつには、映画の世界にどっぷりはまりこむためには、視野に入りこむ余計なものをできる限り排除したいこと

ひとつには、小さい画面では細部がよく見えないこと

そして最大の理由は、自宅で観るよりも大画面で映画を観たいことがある。

大きい画面で観れば臨場感が全然違う。

小さい画面では、第三者的な視点で他人事として観ることになるのに対し、視野一杯に広がる画面だと、あたかも実際にその場に居合わせて目撃しているかのような当事者感覚が得られる。

したがって、自宅でもなるべく大きい画面で映画を観たいので、アクション映画やスケールの大きさが予想される映画は、プロジェクタで90インチのスクリーンに投影して鑑賞し、そこまでしなくてもいいかなというお手軽なラブコメとかは46インチTVで鑑賞。

そういうわけで、映画館で後ろのほうに座ってしまっては、なんのために大きいスクリーンで上映してるのか分からないではないかと思う私なのだが、多くの人は後ろのほうに座ることを好むようだ。
映画館で私より前列に誰も座ってないこともしばしばある。

もっとも映画館ならば、映画観賞用に設計されているので、最後列に座ってもスクリーンが小さくなりすぎることはないのだろうと思う。

でも、試写会の時は問題だ。

試写会をやるようなホールでは、往々にしてホールの奥行きの長さとスクリーンの大きさの比率が悪いことがある。早い話がスクリーンが小さすぎるのだ。

したがって、かなり前のほうに座らないと、自分の家でテレビを見てるよりも小さい映像になることもあると思うのだが、そんなミクロサイズのスクリーンで映画を観て(ミクロサイズなんだから、「観て」という漢字はもったいない。「見て」で十分か)、楽しいっすか? iPodで映画を見てるような感覚に近いのかも。

それでも試写会では後ろのほうから席は埋まっていくが、はたして彼らは字幕を読めているのだろうか。

私の視力は両目で1.2ぐらいだが、映画館でも後ろのほうに行くと字幕が読みにくい。それなのにちっこいスクリーンの試写会でも後ろに座るって....。もしかして、みんなめちゃめちゃ目が良いのか?

相当細長いホールもあるので、そういうところでは字幕が見えないこともあるんじゃないかと思うが、一度でも字幕が読めなくて失敗すれば、もう少し前に座りそうなものだが、みんながみんな何回も試写会に来たことがある人ばかりじゃなくて、初めての人もいるだろうが、それにしたって後ろのほうに座る人が多いのが謎だ。

ま、私も時折前に座りすぎて、動きの早いアクション映画では動きをとらえきれず、訳が分からなかった失敗をしたこともあるけどね。

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