エジプトのギザのクフ王のピラミッドの謎を、文系の考古学者ではなく、物理学などの理数系の学者が見ると色々なことが分かるというアプローチで、ピラミッドの謎を世界各地の巨石文化の謎とかけつつ解明を試みたドキュメンタリー作品。

もちろん下の図は、分かりやすくするためにかなり誇張して描いている。
これはクフ王の大ピラミッドの画像だが、左側面の真ん中にうっすら筋が入っていることが分かる。右側面は角度的に見えにくいが、同様にかすかに線が見える。
映画の中で取り上げられていたクフ王の大ピラミッドに関する常識で、真実ではないことが簡単に説明できることをここでも取り上げてみよう。
一般にクフ王のピラミッドは、20年かけて建てたとされている。現代人の感覚ではかなりの長期間であるように感じるかもしれないが、実は20年なんて短期間で建造することは不可能であることは単純な計算で分かるのだ。
では、まず20年を分数にしよう。
20年×365日×24時間×60分=10,512,000分
Wikipediaによると、クフ王のピラミッドには270~280万個の石が積みあがっているというので、
この分数を270万で割る。
10,512,000分÷2,700,000=3.83分
そう、建設期間に20年しかかかってないというのならば、何トンもある石を削り出し、近代工具もないのに四角に形を整えたうえで、ギザまで運びそれを積み上げるまでに4分かかってないということになるのだ。(映画の中ではもっと短い分数を言っているが、それは個数がもっと多いという計算に基づくのだろう)
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では、なぜ20年という建造期間であるとされたのか。
それはピラミッドがクフ王の墓であるからにはクフ王が在位してから建設が始まったはずであるという、なんの根拠もない推理に基づいているからだ。通説とされているのが、科学でもなんでもなく、実はただのトンデモ説だったのだ。
ということは、このピラミッドはそもそもクフ王の墓ではないということになる。もっともっと長期間、たぶん数百年という単位で作られた「何か」なのだ。
吉村作治教授が、ピラミッドは墓ではない、エジプト繁栄のための公共事業なのだという説を唱えているが、少なくとも墓ではないという点では当たっていると思う。
未だに墓説にしがみついているエジプト考古最高評議会事務局長のザヒ博士の言っていることは、ミイラが発見されてないとか、そういうこと以前に建設期間を考えれば、まず間違いなく誤りだろう。
なんて話には、この映画の中では進展しない。吉村先生もザヒ博士も登場しない。登場するのは理数系の学者ばかりだ。一人だけ大槻教授の役割の教授も登場するけれど。(笑)
公式サイト
この映画を見てかなり啓示に近いバイーン!とした衝撃を受けました。
返信削除だけども、その感動を伝えようとしてもどうにも伝わってくれなくて(;^_^A
「え?そんなの前からテレビでやってたんじゃん!やっぱり宇宙人かなんかでしょ?」的などうにもやるせない温度差(;^_^A
ムー系の100%信奉者、あるいは100%否定派どちらにもピンとこない内容なのかなぁ?とも思いました。
僕はあまりに映画館で興奮しすぎてしまったのだけども、これはリピート鑑賞するよりは素直にDVD発売を待って家で巻き戻しとポーズをしながらとことん見たい内容だとも思いましたw
エジプトのピラミッドの数々は去年見学しましたが、順番を変えてもう一度観に行かなければなぁ…と思いました(^^)
エジプトしかり、インカしかり、イースター島しかりなんだけど、どこも巨石遺跡を作った当時の言い伝えすら残ってない、文化のかけらも残ってない。文字すら読めなくなってる。ずっと住んでいるのなら、これはおかしい。
返信削除やはり、以前住んでいて巨石遺跡を造った人たちと現在住んでいる人たちは何の関係もないと考えるのが自然だと思うんですよね。
あ、ちょっと待って。エジプト行ったの?聞いてないぞ。
返信削除弾丸ツアーで駆け抜けました!w
返信削除帰って二週間後に例の暴動が起きて危なかったです。
うらやますぃ。治安が良くなり次第行きたいもんだ。
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