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★★★★1/2
これだけ場内のそこかしこからすすり泣きが聞こえてきた映画は、「タイタニック」以来だな。私も何回となく涙ぐんだ。
私が一番好きなミュージカルは、「オペラ座の怪人」でも「ミス・サイゴン」でも「キャッツ」でもなく、「レ・ミゼラブル」。
1986年にロンドンで観たのが最初だが、そのときは英語がほとんど聞き取れず、正直あまりストーリーが理解できず、もちろん泣くこともなかった。
だが、その後、ロンドンに住んでいた2年間に何回か観ているうちに聞き取れるようになり、確か3回目からは号泣。特にエポニーヌが実らぬ恋心を歌うところが一番泣いてしまう。今回の映画でもエポニーヌに涙した。
2014年の4月から帝劇で25周年記念世界ツアー版の講演が始まるが、そのチラシに描かれている写真からすると、この映画は25周年記念世界ツアー版をベースにしているようだ。
舞台も観るつもりだけど、おそらくオリジナル版の舞台装置を簡略化したバージョンなんだろうなぁ。
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