評価:★★★1/2
ゾンビが走る。人間が逃げる。突き詰めて言えばそれだけの話を、最後まで飽きずに観させる映画に仕上げているところに感心。
以下は激しくネタばれなので注意!注意!
子供達の無思慮な行動、母の免疫、許しを請う父、子供への遺伝、狙撃手がパイロットに伝えたメッセージ、狙撃手の死亡、科学者の死亡、戦友のメッセージを守るパイロットという一連の流れが更なる悲劇に繋がるストーリーはうまい。とてもゾンビ映画と思えぬほど練ってある。
ただ、どこまでも追ってくる父のくだりが余計。
ねじ曲がった家族愛の恐ろしさが怖いと言えないこともないが、なぜ兵士が無抵抗で殺されてしまうのか、子供達がどこにいるのかどうして分かるのか、そこにどうやってたどりつけてるのか、といった辺りがご都合主義過ぎたところが、★4つにならなかった理由。
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