”乾氏は(中略)携帯が電話とメール機能にとどまっていた欧米と異なり、「日本はすでにネット閲覧や音楽再生機能を盛り込んでいる(中略)と市場環境の相違を指摘した”
欧米の携帯が電話とメール機能にとどまっているって、なにを言っておる、乾さんとやら。
大体、iPhone は売れなかったため戦後処理すら必要とも書いているが、ソフトバンクの携帯の中では最も売れている機種なんですけど...。
BCNランキング(8/27〜9/2)
そもそもスマートフォンは、パームなどのPDAに電話機能が付き、すげー便利じゃんとなったため、じゃ、電話にPDA機能をつければいいんじゃないの?と、ノキア、モトローラなどがこぞって作り始めため、欧米では何年も前から普及しており、ブラックベリーに至ってはアメリカのビジネスマンはみんな持ってると言っても過言ではない(いや、さすがに過言だけど)ほど普及している。そう、多機能携帯は海外のほうが先に進んでいるのだ。
さて話を戻すと、日本では右へならえとばかりに、猫も杓子も多機能携帯を買うというか、多機能携帯しか売ってないので選択の余地がない日本市場と異なり、欧米では携帯の選択の幅が広く、電話とメールだけできればいいやというユーザは乾氏が言うようなメールと電話だけしかできないシンプルかつ廉価な機種を選ぶし、多機能携帯が欲しい人はスマートフォンを買うというように、自分の用途に合わせて購入できるのが海外市場なのだ。
ただ、多機能は多機能でも、日本は島国であるがゆえにガラパゴス諸島と一緒で独自の進化を遂げた。
世界の多機能携帯が、いわば持ち運びできるミニパソコンのような進化を遂げて、スマートフォンという名前の通りにスマート(念のため書いておくが、日本語でいう、ほっそりしてるか、カッコいいとかの意味のスマートではない。頭が良いという意味だ)な電話であるのに対し、日本の多機能携帯は携帯というプラットフォームの狭い枠内にオマケの機能を付加したに過ぎず、あくまで多機能な携帯に過ぎないのである。それが一つにはおサイフケータイであり、ワンセグケータイである。あと使ったことないからなんだか分からないその他もろもろの機能。ちっとも頭が良いわけでなく、オマケ機能がついているの過ぎないのだ。
そうした独自の進化を遂げたガラパゴス諸島に、iPhone が来たらどうなるか。
ガラパゴス諸島のウミイグアナは、独自の進化を遂げているので、泳げるし、おサイフ機能もついてるし、ワンセグもついているが、一方、iPhoneイグアナは独自の進化を遂げてないので、泳げないし、おサイフもついてないし、ワンセグもついてない。
だからそれをもって、ガラパゴス諸島に来たiPhoneが遅れているのかというとそんなことはない。単にガラパゴス諸島特有の事情に最適化してないだけだ。
そういう事情を全く分かっておらず、iPhoneがダメだと論調している、井の中の蛙ならぬ、井の中のウミイグアナ的な意見を、マスメディアのサイトでよく見かけるのは一体どうしたことか。
では、iPhoneがスマートフォンの中でも特に進んでいるのかというと、それも違う。どちらかというと、他のスマートフォンよりも頭の良さでは劣る。以前使っていたノキア携帯のほうが賢かった。
それでもなお海外で累計 800万台以上も売れているのは、一つにはその秀逸なユーザインタフェイスのおかげであり、もう一つには他のスマートフォンにはなかった独自なアイディアである AppStore というアプリケーション販売システムのおかげもあろう。
でも、日本のユーザがそうした世界では標準的なiPhoneなどのスマートフォンを受け入れられず、あくまでガラパゴスはガラパゴスでいい、ガラパゴスの海で泳いで餌を取ったり、おサイフつけたり、ワンセグつけたりしてるだけでいいんです、という近視眼的な考えを捨てられないのならば、勝手にやってください。
だが、日本という狭いガラパゴス市場だけで食いつないでいた日本の携帯メーカーの撤退が相次いでいるが、小さい島国であるガラパゴスの市場は本当に小さい。今後も撤退するメーカーが出てくるだろうし、そうなると競争原理が働かず、ただでさえ個性の少ない日本の携帯がさらに個性がなくなってくる。どこを切っても同じような機能と同じようなデザインが出てくる金太郎飴携帯を買わなければいけないのだ。いや、今でもそうなってるけど。
でも、日本の携帯ユーザよ、本当にそれでいいの?
そもそもスマートフォンは、パームなどのPDAに電話機能が付き、すげー便利じゃんとなったため、じゃ、電話にPDA機能をつければいいんじゃないの?と、ノキア、モトローラなどがこぞって作り始めため、欧米では何年も前から普及しており、ブラックベリーに至ってはアメリカのビジネスマンはみんな持ってると言っても過言ではない(いや、さすがに過言だけど)ほど普及している。そう、多機能携帯は海外のほうが先に進んでいるのだ。
さて話を戻すと、日本では右へならえとばかりに、猫も杓子も多機能携帯を買うというか、多機能携帯しか売ってないので選択の余地がない日本市場と異なり、欧米では携帯の選択の幅が広く、電話とメールだけできればいいやというユーザは乾氏が言うようなメールと電話だけしかできないシンプルかつ廉価な機種を選ぶし、多機能携帯が欲しい人はスマートフォンを買うというように、自分の用途に合わせて購入できるのが海外市場なのだ。
ただ、多機能は多機能でも、日本は島国であるがゆえにガラパゴス諸島と一緒で独自の進化を遂げた。
世界の多機能携帯が、いわば持ち運びできるミニパソコンのような進化を遂げて、スマートフォンという名前の通りにスマート(念のため書いておくが、日本語でいう、ほっそりしてるか、カッコいいとかの意味のスマートではない。頭が良いという意味だ)な電話であるのに対し、日本の多機能携帯は携帯というプラットフォームの狭い枠内にオマケの機能を付加したに過ぎず、あくまで多機能な携帯に過ぎないのである。それが一つにはおサイフケータイであり、ワンセグケータイである。あと使ったことないからなんだか分からないその他もろもろの機能。ちっとも頭が良いわけでなく、オマケ機能がついているの過ぎないのだ。
そうした独自の進化を遂げたガラパゴス諸島に、iPhone が来たらどうなるか。
ガラパゴス諸島のウミイグアナは、独自の進化を遂げているので、泳げるし、おサイフ機能もついてるし、ワンセグもついているが、一方、iPhoneイグアナは独自の進化を遂げてないので、泳げないし、おサイフもついてないし、ワンセグもついてない。
だからそれをもって、ガラパゴス諸島に来たiPhoneが遅れているのかというとそんなことはない。単にガラパゴス諸島特有の事情に最適化してないだけだ。
そういう事情を全く分かっておらず、iPhoneがダメだと論調している、井の中の蛙ならぬ、井の中のウミイグアナ的な意見を、マスメディアのサイトでよく見かけるのは一体どうしたことか。
では、iPhoneがスマートフォンの中でも特に進んでいるのかというと、それも違う。どちらかというと、他のスマートフォンよりも頭の良さでは劣る。以前使っていたノキア携帯のほうが賢かった。
それでもなお海外で累計 800万台以上も売れているのは、一つにはその秀逸なユーザインタフェイスのおかげであり、もう一つには他のスマートフォンにはなかった独自なアイディアである AppStore というアプリケーション販売システムのおかげもあろう。
でも、日本のユーザがそうした世界では標準的なiPhoneなどのスマートフォンを受け入れられず、あくまでガラパゴスはガラパゴスでいい、ガラパゴスの海で泳いで餌を取ったり、おサイフつけたり、ワンセグつけたりしてるだけでいいんです、という近視眼的な考えを捨てられないのならば、勝手にやってください。
だが、日本という狭いガラパゴス市場だけで食いつないでいた日本の携帯メーカーの撤退が相次いでいるが、小さい島国であるガラパゴスの市場は本当に小さい。今後も撤退するメーカーが出てくるだろうし、そうなると競争原理が働かず、ただでさえ個性の少ない日本の携帯がさらに個性がなくなってくる。どこを切っても同じような機能と同じようなデザインが出てくる金太郎飴携帯を買わなければいけないのだ。いや、今でもそうなってるけど。
でも、日本の携帯ユーザよ、本当にそれでいいの?
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