シカゴのホテルにて、Inspiron Mini 9で鑑賞。部屋の37インチTVに接続するためオフィス用品を売ってる店に出向きケーブルを買ってきたが、どうしても画面が正常に表示されず断念。Inspiron Mini 9に無理やりMac OS Xを入れた代物だからなぁ。残念。でも、一緒に買ってきたオーディオケーブルで、音声をTVのステレオスピーカーから出すようにしたら、意外に画面の小ささが気にならなかった。
さて、この映画であるが、ボビー伯父さんは実在しており、いまだにラジオフライヤーで世界中を飛び回っているというお気楽なファンタジー的見方もできるが、それはあまりに単純な見方というものだろう。
実際には次のいずれかの解釈が本当のところだろう。以下はネタばれなので、これから観ようと思ってる人は読まないほうがいい。古い映画だからいまさら問題ないとは思うが。
私が思うに、以下の番号の数字が大きくなればなるほど、この映画の真実の姿に近づく。
- ボビー伯父さんは実在しておらず、子供たちに約束を守ることの重要性を分からせるために語った全くの作り話。
- ボビー伯父さんは実在したが、ラジオフライヤーがクラッシュして死んでしまった。父親のマイクはそれを認めたくないため、ボビー伯父さんがどこかで生きているという現実逃避をした。絵葉書はマイク自身が書いたもので、母親はそれを信じたふりをしてあげた。
- ボビー伯父さんは実在したが、ラジオフライヤーがクラッシュして死んでしまった。マイクは子供に聞かせる話として、世界中を飛び回っているというおとぎ話に作り替えた。
- ボビー伯父さんは実在しておらず、父親のマイク自身が義父に暴力を振るわれていたが、それを子供たちに語りたくないため、ボビーという架空の弟を作りあげてその場で語った作り話。
- ボビー伯父さんは実在しておらず、父親のマイク自身が義父に暴力を振るわれていたた。マイクは精神的自己防衛のため、二重人格のボビーを作り上げ、暴力を振るわれているのは自分ではなく、弟のボビーであると信じ込むことにより義父の暴力を耐えた。父親が逮捕され暴力の心配がなくなったため、マイクはボビーという二重人格の存在をラジオフライヤーで舞い上がらせることにより消失させた。すなわちお役御免。絵葉書の話は実際に起きたことではなく作り話かもしれない。もし絵葉書が実在しているとするならば、絵葉書はマイク自身が書いたことになる。母親がボビーという二重人格の存在に気づいていたのかどうかは不明だが、母親は信じたふりをしてあげた。
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