★★★★
『午前10時の映画祭』で鑑賞。プレミアシートの劇場で席数が少なかったせいもあろうが、朝イチの興行なのに満員。
封切りので観たときはた高校1年の春だったから、36年ぶりの劇場鑑賞。その時は感動で大泣きしたものだったが、今回は泣かず。というか、それほど感動もせず。これは感受性が落ちたのではなく、その後、何回かTVでも観たので感動が薄れたせいだと思いたい。
そういえば、この映画の封切り時にまだ生まれてなかった家内は初めて観たのに、それほど感動した様子がない。2時間半近い映画でテンポもゆっくりしてるので、現代の人にはちょっと辛いかな。私も現代の映画のテンポにすっかり慣らされているので、こういうゆっくりとした映画では感動しなくなってしまっているのかもしれないなぁ。
封切り当時、心を奪われたインディオの娘は、今見ると、特に美人というわけでもなんでもない普通の子で、当時はエキゾチックな顔立ちで半裸というだけで心を奪われていたんだな。少なくとも女性に関しては、見る目が肥えたということは言えるのだろう。いや、肥えたわけじゃなくて、単に慣れただけというほうが正しいか。
封切り当時、私はこの映画に感動して、実在のパピヨンことアンリ・シャリエールの原作の翻訳本も読んだはず。
内容はまったく覚えてないので、封切り時のパンフレットを読んでみたところ、アンリ・シャリエールは、脱獄に成功したのちベネズエラの市民権を得て自由の生活を得た。また原作本が大ヒットして国民的英雄となりフランス政府からの特赦を得て、1970年にはフランスへの里帰りを果たした。ただ、残念ながら映画の完成を待たずして、1973年7月29日に喉頭がんで亡くなったたそうだ。
アメリカでは1973年12月16日に世界に先駆けて公開されているので、本当にあともう少しというところで間に合わなかったのは残念である。もっとも映画の制作にもコンサルタントとして加わっていたそうだし、パピヨンに扮したスティーブ・マックイーンにも会ったそうなので、撮影を目にしたかもしれないし、編集ラッシュ版ぐらいは観たかもしれない。というか観ていて欲しい。
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