セント・アンナの奇跡 (2008 アメリカ)

2009年7月26日日曜日

映画

t f B! P L
評価:★★★★

久しぶりの5つ星。と、思ったけど一晩寝たら、熱が冷めたで4点に降格。

基本的に戦争映画を観ない私だが、傑作を予感したので、公開劇場が少ないためちょっと遠くの劇場まで観に行ったが大正解。人目を気にして泣かなかったが、家で一人で観たら号泣必至であった。

ところで、これから観る人であまり銃の知識がない人に予備知識。

予告編で流れているニューヨークでの犯行に使われたのは、ルガーというドイツの拳銃だ。字幕では単に「ルガー」とだけ書かれていたが、これがドイツ軍が使っていた拳銃だということを知っていないと、最後に判明する謎の一つの面白みがなくなってしまう。






以下はネタバレ






いくつもの謎が最後に一気に繋がっていくが、特に感動したのが、その拳銃の謎が判明するシーン。

ドイツ将校が、ルガーを渡しつつ言った「Defense yourself」の台詞には、いかん、泣いちゃいかんと必至に自制。なぜ元アメリカ兵がドイツ軍のルガーを持っていたのかが最後まで謎であったが、こんな背景だったとは。

そしてアメリカに帰国後も、危険な町ニューヨークでドイツ将校の「自分で自分の身を護れ」という言葉通り、自衛のために日頃持ち歩いていたルガー。まさか自衛どころか復讐のために使うことになろうとは。

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