109シネマズ港北へのテコ入れ策

2009年7月17日金曜日

IMAX 映画

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極めてローカルな話であるが、自宅最寄りのシネコン『109シネマズ港北』についての考察…って、そんな大それたものじゃなくて、推測…ですらなくて、単なる希望を書いてみる。

109シネマズ港北は、神奈川の港北ニュータウンに初めてできたシネコンであり、かつ109シネマズの1号店でもある。正直言って音響設備はかなりチャチで、薄っぺらい音しか出ないのだが、お散歩がてら歩いて行ける近さや、ポイントカードの会員であることもあり、一番贔屓にしている映画館だ。

だが、その後、すぐ近くにワーナーマイカルができ、さらに追い打ちをかけるように、車で10~15分ぐらい離れたところにTOHOシネマズができたため、運営会社の東急レクリエーション専務取締役のインタビュー記事にあるように、一時期は本当に閑古鳥が鳴いていた。私もワーナーマイカルには行かないものの、TOHOシネマズには109シネマズでやってない映画や音響も大事など派手なアクション映画などを観によく行く。

昨年春、西方にTOHOシネマズららぽーと横浜、すぐ北側のセンター北にワーナー・マイカル・シネマズ港北ニュータウンが出店して、港北の売上は半分に落ち込んだ。港北店は初期の設備であり、競合のない時代は満足してくれていたが、今はとても競争に勝てる状態ではない。こうした劇場のテコ入れ、運営の見直しをどんどん進めていく。(文化通信記事


港北店のテコ入れ策の一つとして、ポイントカード会員の鑑賞料金はいつでも1,000円にした。そのおかげか、最近は若干客足が戻ったようにも思うが、超人気作品以外の作品では、ガラガラで貸し切り状態になりがちなので、運営は以前として厳しそうだ。

先に書いたように、いかんせん音響設備がチャチだし、DLP映写機も導入されていないし、遮音性が悪くて隣の劇場の重低音が響いてきたりする。かと言って、開業以来やったハードウェアとしてのテコ入れは、カーペットの張り替えとロビーの改装だけで、設備は全然変わってない。

最近、日本でもようやく3D映写設備が普及してきており、この夏には全国で200館(スクリーン数)ほどにもなるという。(文化通信記事

109シネマズも例外でなく、2店を除く全ての店にXpanDというシステムが導入された。で、ご想像通り、その例外の一つが港北店だ。

上のインタビュー記事によると、テコ入れや運営の見直しをするはずなのに、これは一体どうしたことだろう。DLP映写機は導入しないし、3D映写設備も導入しない。ハードウェアとしてのテコ入れは、専務の言葉とは裏腹にゼロなのだ。

これが意味することには、二つのシナリオが考えられるだろう。

一つ目は、「諦め」。
ワーナーとTOHOシネマズに敗北を認め、細々と運営する。または、そのうちに閉店して撤退する。私にとっては最悪のシナリオだ。

二つ目は、「大々的なテコ入れ」。
大規模なテコ入れが予定されているので、現時点でXpanDの導入などはしない。

では、そのテコ入れとは何だろうかというと、ここからが私の推測・希望なのだが、港北店へのIMAXの導入だ。

その根拠として、まず第一に、XpanDの導入をしなかったことだ。もしテコ入れするつもりがあるのなら、XpanDすら入れないのは理屈に合わないが、IMAX 3D を導入するなら異なるシステムである XpanD を入れるわけがない。

第二の根拠が、下のインタビュー記事だ。

IMAX劇場数を4つから3つに減らしたのは、もう1劇場への導入は他の3劇場に比べコストが大きいため。(文化通信記事

上に書いたように港北店は遮音性が悪いため、IMAX用のスクリーン、映写設備、音響設備を入れるだけでは足りず、遮音性を高めるための大幅な工事が必要となるのかもしれない。また、椅子も総とっかえする必要がありそうだ。港北店にはエグゼクティブシートもないし。

ということで、そのうちに1番シアターは改装工事のためにしばらくクローズされますというアナウンスがされないかなと心待ちにしている私なのであった。

ただ、一つ心配なのが、川崎店にIMAXが導入されているのに、同じ県内にもう一つIMAXを入れるか?ということだ。

(追記)私の希望はもろくも崩れ、IMAXが導入される最後の1館は名古屋と発表された。残念。ということは、やはり港北にはテコ入れは無し。このまま塩漬けにして、しばらくしたら閉館なのだろうか。

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