聞きなれない言葉だろうが、私は階段恐怖症だ。英語ではClimacophobiaというようだ。
昔からそうだったわけではない。成ってからまだ数年というところだ。
だがそうなる要素は子供の頃からあったのだと思う。長〜い長〜い階段から落ちそうになる夢を何百回となく見た。下のほうが見えないぐらい長い階段だ。その階段を降りている最中に転げ落ちそうになる夢だ。この夢は何十年と見続けて、30過ぎたぐらいからようやく見なくなった。そういう意味では、年を取ってからどんな種類の悪夢も見なくなった気がする。
階段から転げ落ちる夢は、実体験に基づく悪夢ではない。イヤな実体験の記憶が自己防衛のために剥落した可能性もなくはないが、たぶん実際にない。夢の中でも落ちそうになる恐怖感を味わうだけで、夢の中でも落ちたことがない。転げ落ちそうになるだけだ。
映画「千と千尋」で、千尋が湯屋に忍び込むときに、手すりがない長い外付け階段を降りていき、あまつさえ転げ落ちるシーンがあるが、あのシーンはゆえにどんなホラー映画よりも怖い....というのはちょっとウソだが、怖いことは本当だ。
もしかすると、この階段恐怖症は遺伝によるものなのかもしれない。
私には二人姉がいるが、私に似ているほうの姉も年を取ってから階段恐怖症になったようだ。ただ私は下り階段だけが怖いのに対し、この姉は上りも苦手らしい。そういう人は、同じ階段恐怖症でもBathmophobia というらしい。もっとも両親ともにそんなものはないんだけど。
これ、なんとか治らないものかなぁ。実生活で階段って頻繁に降りるわけで、困ってるわけですよ。怖いなぁと思いつつ、ヨロヨロ降りるわけで。
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僕の親がこの恐怖症をもっていて、あろうことか一昨年、、、
返信削除階段恐怖症の人にこれ以上話すのはやめておきましょう(;^_^A
でも冷静に考えると確かに階段って怖いです。
若い頃は平気で3段飛ばしで駆け下りていましたが今はできません。
駆け下りるって考えられない。死ねと言われているに等しい。^^;
返信削除