評価:★★★1/2
ヴァージン・アトランティック航空が10月度イチオシとして挙げていた映画だったので、日本語字幕も吹替もなかったが、英語版を機内鑑賞。
月面基地で3年間たった一人で働いてきた主人公が、孤独の勤務を終えて地球に帰着する2週間前に起きた事故をきっかけに発覚した驚愕の事実を描いた作品だ。
たった5億円という低予算で作られ、しかもダンカン・ジョーンズ監督の初監督作品だそうだが、緊張感あふれるサスペンスSF映画の佳作。(ちなみにジョーンズ監督は、デビッド・ボウィの息子)
低予算のため、確かに月面を走る車とかはミニチュア感ありありだが、宇宙基地内のセットはよくできている。『2001年宇宙の旅』の影響はかなり強く受けている作りだが。劇中に登場するコンピュータもHALを連想させるし。あと、プロットは『サイレント・ランニング』の影響も受けていそうだ。
実質的に、俳優はサム・ロックウェル一人しか出てこないに等しい。劇中に登場するコンピュータの声はケヴィン・スペイシーが担当しているが。よって出演料もかなり低く抑えられている。
いくつか賞は獲ったものの、アメリカでもロスアンジェルスとニューヨークだけで限定公開されたそうで、日本では劇場公開は難しいかも。DVDリリースとなりそうが、機内映画ではカットされたシーンもあるし、台詞が聞き取れないところもあったので、DVDでぜひもう一度観たい。もちろん劇場公開されたら、劇場でも観たい。
<<追記>>4月から恵比寿ガーデンシネマなどで、『月に囚われた男』という邦題で公開が決まったそうで、なによりである。
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