評価:★★★1/2 (川崎IMAXで3Dバージョンを鑑賞)
ロバート・ゼメキス監督が「ポーラー・エキスプレス」以来、5年ぶりに作ったフルCG作品。ポーラー・エキスプレスは、トム・ハンクスをモーションピクチャーで撮影していたが、本作はジム・キャリー、ゲイリー・オールドマン、コリン・ファースの3人をモーションピクチャーで撮影。
特にゲイリー・オールドマンとコリン・ファースはCGになっても本人そのまま。ゲイリー・オールドマンは、「レオン」で超悪者を演じていたことから想像もつかない役どころで笑える。
ただ、「ポーラー・エキスプレス」が素晴らしい作品だったので期待しすぎたせいもちょっとあると思うが、作品の出来としては、1970年のロバート・ニーム監督が作ったミュージカル仕立ての「クリスマス・キャロル」を超えてない。というか、並んですらいない。まぁ、ロバート・ニーム版クリスマス・キャロルは名作中の名作だから、ロバート・ゼメキス監督と言えども超えるのは難しかったかもしれない。特に原作のチャールズ・ディケンスの「クリスマス・キャロル」のストーリー通りに進行する以上、あまり独自の解釈などは加えられないし。
原作のクリスマス・キャロル (光文社古典新訳文庫)を未読の人は、ぜひ読んでもらいたい。ちなみにロバート・ニーム監督版は、原作をすら超えた名作なので、こちらもぜひ一度。
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