ロバート・ゴダードの新作『遠き面影』はさすがの出来。ゴダードにハズレなし。
実直というか、素直というか、一直線というか、策士には到底遠い真っ直ぐな主人公が事件に巻き込まれ、どんどん深みにハマりつつも真相を探るという、お決まりのパターンだが、最後の最後までラストを悟らせず、読者に謎かけしたまま怒涛の勢いでエンディングまで一気読みさせる力量に衰えなし。
とは言うもののゴダード作品としてはやや小粒なので、このミス、文春ランキングなどの今年のミステリー・ランキングでは、他に優れた作品があったらトップ10入りは難しいかもしれない。逆にトップ10入りしても驚かないが。
後書きによると、ゴダードもこれで19昨目だそうで、それだけ書いていても、このレベルを保っていられるのは素晴らしい。例に出して申し訳ないが、スティーブン・ハンターなどとは大違いだ。
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