2010年の映画ベスト10では「インセプション」を1位に選んだが、2011年は突出した映画がなかった。いっそのこと10本を同率1位にしてしまおうかと思ったぐらいだ。お陰でベスト10を選ぶ前にえらく時間がかかってしまった。
それでもなんとか第1位と第2位は決まったが、残りの8本はあまり差がない。順番はあってないようなものだ。
2011年の特徴としては、「X-MEN」、「ミッション・インポッシブル」、「猿の惑星」とシリーズ物が3本も入ったことだ。
昔はシリーズ物と言えば本数を重ねれば重ねるほど質が落ちていったものだが、最近は映画業界も柳の下のドジョウに甘んじていても興行収入が上がらないことに気づいたようで、シリーズ物も本数を重ねてあまり質が落ちなくなった。ランキングには入れなかったが、2011年は「ハリー・ポッター」と「パイレーツ・オブ・カリビアン」も公開されたが、どちらも悪くなかったし。
さて、そういうことで遅ればせながら、2011年のベスト映画トップ10だ。
第10位
復讐捜査線
企業の不正を暴こうとした娘を殺され、巨大企業に死の戦いを挑む刑事をメル・ギブソンが熱演。壮絶な戦い過ぎて、ややB級感漂うが熱い。
第9位
モールス
吸血鬼の少女に恋した少年を描いた、ラブロマンス&ライトホラー。ラストがプチ怖い。オリジナルの「ぼくのエリ 200歳の少女」も観ようと思いつつまだ観てない。
第8位
ゴーストライター
英国の元首相の自叙伝の執筆を依頼されたゴーストライターがインタビューを重ねるうちに、前任者のゴーストライターの死の謎や元首相の過去について知りすぎてしまうというサスペンス映画。派手なアクションはないが、ひしひしと迫るサスペンスを描いている。さすがポランスキー監督。ひたすらどんよりとした冴えない天気も、サスペンス感を強調するのに役だっている。
第7位
この愛のために撃て
偶然事件に巻き込まれ、妻を誘拐されることになった平凡な男が悪者に戦いを挑むノンストップアクションが心地よい。最近、フランス映画のアクション映画は面白い。
第6位
X-MEN:ファースト・ジェネレーション
観るまでは全然期待していなかったのだが、X-MENのエピソード0に当たる本作はよく出来ていた。
第5位
アンノウン
一時的な記憶喪失に陥った男が巻き込まれるアクション。カーチェイスの時点で、ハハ〜んと観客も察してくるが、よく出来たストーリー。
第4位
トゥルー・グリット
西部劇って本当に熱いな。特に昔と違ってお気楽感はゼロになったし。お気楽といえば、本作はジョン・ウェイン主演の「勇気ある追跡」と同じ原作の映画化。「勇気ある追跡」のリメイクというわけではない。「勇気ある追跡」はそれこそお気楽な西部劇の時代に作られた作品なので安心して観ていられるが、本作「トゥルー・グリット」では主人公や主要な登場人物と言えどもいつ死ぬか分からないという緊張感がある。未読だが、原作の小説により忠実に映画化したそうだ。
第3位
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
あまりに有名なのであまり書くことはないが、シリーズ作品の中でもかなり面白い方。スタントを使わずに高所での撮影に挑むトム・クルーズって、お馬鹿さんなのか勇気があるのかなんだかよく分からない。
第2位
SUPER 8 スーパーエイト
一般的にはもっと評価が低いかもしれない。実は私も映画自体にはそれほど感動したわけでもない。特に終盤はもう少し驚きや盛り上がりがあっても良かったのではないかと思う。だが、何に感動したって、主演女優の少女、エル・ファニングの演技の上手さには本当に感動した。彼女が劇中劇の中で演技する2つのシーンは何回でも観たい。
第1位
猿の惑星:創世記(ジェネシス)
「ロード・オブ・ザ・リング」でゴラムを演じたアンディ・サーキスが演じるチンパンジー、シーザーが素晴らしい。「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」がエピソード0だったが、本作も猿の惑星のエピソード0。どちらもうまく第1作に繋がっていた。
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